死を前にした人にあなたは何ができますか?~エンドオブライフ・ケア地域学習会~
エンドオブライフ・ケア地域学習会
人生の最終段階(エンドオブライフ)におけるケアに関する学習会が鹿児島市のよかセンターで開催され、参加してきました。
周りにはいつものメンバー(和田・谷山あたりの方々)がいらして、自分がどこにいるのかわからなくなりました(笑)。
人生の最終段階にある人や苦しみを抱えている人のスピリチュアルペイン(魂の痛み)に対してどのように援助できるのか、その具体的な方法を学べるのが、エンドオブライフ・ケア地域学習会。
※魂の痛みは、精神的な痛みよりも深いところからくる人生の意味や死生観に対する悩みに伴う痛みです。
今回の学習会のファシリテーターは、前半はきいれ浜田クリニックの浜田努先生(右)、後半はさがらパース通りクリニックの小齊平智久先生(左)でした。(小齊平先生、めっちゃ真顔でカメラ目線w)
前半:5つの課題
苦しみとは、”希望と現実との開き” 。苦しみには、答えられる苦しみと答えられない苦しみがあり、苦しんでいる人への援助には5つの課題があります。
5つの課題
①援助的コミュニケーションの基本
②相手の苦しみをキャッチする。
③相手の支えをキャッチする。
④どのような自分であれば相手の支えを強められるかを知り実践する。
⑤支えようとする自らの支えを知る。
"支え"にはどのようなものがあるか、援助者の苦しみとは?、逃げないで関わり続けるために求められることとは?について、浜田先生がお話下さいました。
後半:援助的コミュニケーション
後半は、小齊平先生によるかごっま弁(鹿児島弁)オンステージ、違った(笑)、援助的コミュニケーションの練習でした。
相手からみて「わかってくれる人(理解してくれる人)」になるための聴き方
①反復
②沈黙
③問いかけ
この3つがポイント。2人一組になり、患者役と聞き役に分かれロールプレイをしました。
小齊平先生の流暢なかごっま弁に心奪われてしまう私(-_-;)私は、鹿児島弁の聞き取りは出来るけれど、あまり話せないんですよ。(イントネーションは思いっきり鹿児島弁ですがね)
学習会の最後は、①反復と②沈黙のロールプレイ。
山田さん役と聞き役に分かれてしたのですが、その前にこちらの動画を見ました。
↑一般社団法人エンドオブライフ・ケア協会のYouTubeより。
この直前まではこらえていたのに、涙が・・・。
「父もいろいろ考えているんだよね。苦しいんだよね。」と山田和夫さんと重ねてしまったり、「私自身もいろんな方に支えられているんだよな。」と改めて思ったり、そして、周りにいつものメンバーがいる安心感があったりして涙腺が緩くなっていました。
笑顔で前向きでいようと努め、痛みや苦しみに蓋をしていましたが、疲れのため蓋が開きやすかった模様・・・(-_-;)
”エンドオブライフ・ケア学習会”の2時間の中で学んだことは今日から実践します。
苦しむ人の前で、あなたは何ができますか?
このブログを読んで、エンドオブライフ・ケアに少し興味をもった方に朗報!来年2月、エンドオブライフケア協会理事でめぐみ在宅クリニック院長の小澤竹俊先生が鹿児島にいらっしゃいます。
日 時:2019年2月9日(土)14時~17時
場 所:西本願寺 鹿児島別院本堂(鹿児島市東千石町21-38)
講 師:小澤竹俊氏
参加費:500円
定 員:500名
申 込:小澤竹俊講演会申し込みサイト
苦しむ人と具体的にどのように関わることができるのかを考えるワークもある講演会だそうです。私は申し込みました♪外せない予定が入らないことを切に願っております!
縁起でもない話をしよう会@妙行寺
少し話を変えて。
私の地元である鹿児島市和田では、2ヶ月に一度『縁起でもない話をしよう会』を開催しています。今回の学習会のファシリテーターの浜田先生は第2回の話題提供者でした。↓詳細はこちら。
そして、年明けにある第4回目の話題提供者は、小齊平先生です!こちらにもふるってご参加下さいませ♪
日時:2019年1月16日(水)19時~21時
場所:妙行寺門徒会館(鹿児島市和田1-4-1)
話題提供者:小齊平智久氏(さがらパース通りクリニック医師)
参加費無料、予約不要です。
住み慣れた町で人生の最期まで自分らしく過ごせるようにする為に、学んだり語り合ったりしませんか?
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