ホキ美術館名品展~心揺さぶる写実絵画~@鹿児島市立美術館
ホキ美術館名品展は5/6まで
千葉県にあるホキ美術館は、2010年11月3日に開館した写実絵画専門美術館です。美術館の建物や設備も興味深いのでいつか訪れてみたいと思っているものの、なかなか(;´・ω・)
前売券をずっとお財布の中に入れて、「いつ行こう、いつ行こう」と楽しみにしていた『ホキ美術館名品展』を観に鹿児島市立美術館に行きました。
普段美術館に行かない方も、写実絵画はとっかかりやすいと思いますので、このゴールデンウィーク期間中に行ってみて下さい。
生島浩先生のギャラリートーク
「いつ行こうかな」と思っていたときに、Twitterにこんなつぶやきが。
こりゃ、何としてでも4月27日(金)に行くしかないでしょ!
生島浩先生のギャラリートークが始まる40分前に美術館に到着し、一通り観て一旦最初の展示に戻り、今度は好きだなと思う絵の前でじっくりと鑑賞しました。
時が経つにつれ、徐々に増える人。
パーマをかけた髪をバレッタで留めている人やロングスカートを着ている人の割合が高いなとか、年齢層高めだなとか、どうでもいいことを考えていたら時間になり、生島浩先生が登場されました。
グレーのハットに、お洒落なメガネをかけ、赤茶色のジャケットにお揃いのくるぶし丈のパンツを着た細身で関西弁の愉快なおじさん先生でした。
生島浩先生のトーク
今回、『5:55』と『card』の2作品が展示されていました。過去の企画展|人思い、人想う。|ホキ美術館 HOKI MUSEUM←こちらのページで『5:55』を見ることができます。
「『5:55』を描いているときに妹が551の豚まんを持ってきてくれて、「語呂がいいなぁ」と思って『5:55』にしたんですよ。」とか、「昔は筆より楽器を握っててチャラチャラしてたから」とか、ヨーロッパでフェルメールの絵画の模写をしていたとか、他の先生方の絵の解説とか、話が多岐に渡り、あっという間の1時間でした。
写真よりリアル
「写真のように見えるなら写真でいいやん」 と思っていました。しかし、26名の作家それぞれに個性があり、写真とは違う、写真以上にリアルを感じさせる力がありました。
島村信之先生の『日差し』(今回の展示会のチケットに載っている絵画)や、森本草介先生の『光りの方へ』など、光や温かみを感じられる絵が好きです。
が、今回は別のところでも足が止まりました。
諏訪敦先生の『untitled』。縦162.1cm×横259cmのキャンバスにご老人の死に顔のどアップ。鼻や耳に綿が詰められていて…仕事のことを想ったのか、父のことを想ったのか、すぐには整理がつかない思考や感情が自分を渦巻いて、立ちつくしてしまいました。
写真をみるのも好きですが、写実絵画をみる方が好きだな。
・・・と、こうやってどっぷり好きなことに浸れる時間が贅沢で幸せ(´ー`)
次のお楽しみは
2018年7月20日(金)から9月2日(日)までは『ミュシャ展~運命の女たち~』!
昨年は国立新美術館で開催された『ミュシャ展』を観に行き、人の多さに圧倒されました。鹿児島市立美術館だったらのんびり絵と向き合えるかなと楽しみにしています。
鹿児島市立美術館
鹿児島市城山町4-36
9:30~18:00 月曜休館
鹿児島市立美術館|鹿児島市
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