終活行政書士 合原千尋の絵日記@鹿児島市

~清く 正しく おもしろく~

意向を聞いていますか?伝えていますか?

エンディングノートが終活のおともと言われるゆえん

エンディングノートは、自分のこれまでを記して人生の棚卸しをしたり、自分の意志や希望を周りの人に伝えたりするのに役立ちます。

自分の人生の棚卸しをして可視化することで、自分が忘れていた自分を思い出したり気づいたりすることができます。だから、エンディングノートは高齢者だけでなく、若い世代にもおすすめ。

自分の意志を記しておくと、もしものときに周りの人にとって指針となるので重宝します。(記入日を忘れずに)

自分のためにも周りのためにもエンディングノートは便利な1冊です。

 

病気になったら嫌でも突きつけられるから。

自分がどうしたいかを考え、周りに伝えておくことは大切だということは、入院するとき・検査を受けるときも同様。

「普段の態度から家族に伝わっているはず」「○○ならこう思っているはず」
伝わっていることももちろんありますし、予測もおおむね当たっているでしょう。人の考えや想いの根本的なものは変わりませんからね。

しかし、状況や状態で少なからず変化します。その時点の意向を言語化して伝えることは、自分のためにも周りの人のためにもなります。

「あぁ伝わっていなかったのか。自分は大切にされていなかったんだ」と変に卑屈になることもなく、「自分は□□だと思っていたけれど違ったのだろうか」と自分を責めることもなく、「あの時点ではそれがベストだった」と思えるようにしておけば、自分もまわりも前を向いて進みやすくなります。

自分ごととして答えてみて下さい。

  1. 検査結果、治療方針等についてどの程度の説明を受けたいですか。

  2. もし、病気が治りにくいものや、悪性の病気(ガンなど)であった場合についてお聞きします。
    ①本当の病名を知りたいですか。

    ②悪性の病気(ガンなど)に関する説明は誰に行うことを望まれますか。

    ③家族の方があなたへの説明を反対された場合、どうしてほしいですか。

 
上記は、父が入院する際に提出した”入院時患者様意向調査”の質問項目の一部。実物は自由記述ではなく、選択肢から選ぶ形式でした。入院する時点で、父はすでに病気や手術についてすでに知っている状態でしたが、改めて確認をしました。

・・・急な決断を迫られるのは、入院時よりも病気の告知の場面ではないかと思います。

 

我が家の場合

父に病気の告知をする際、我が家はこんな状況でした。

母→夫は高次脳機能障害だから伝えてもわからないのではないか。伝えてショックをうけたら悪くなるのではないか。でも手術は受けてほしい。
私&弟→本人に伝えて、理解できた範囲で本人が決めたようにすればいい。母が精神的に不安定になっていることも心配。

私も弟もショックは受けており不安もありましたが、職業柄、立て直す術はおのおの身につけていたため、なんとか。(私は家で号泣することはありましたけれど)

結果、どうしたかと言うと、医師から本人にはっきりと伝えてもらいました。「自分で自分の病気のことを知っておけば踏ん張れるから」というような話をしていただいたことが後押しとなりました。

・・・そうやって、告知前に家族間であーだこーだ話をしましたが、本人(父)がどう思っているのかはわからなくて、ちょっとモヤモヤ。

そのモヤモヤが完全に晴れたのが、”入院時の意向調査”を父に噛み砕きながら伝えて、その答を聞いたときでした。(どう答えたのかは省略します)

父がクモ膜下脳内出血で倒れたのは2002年。当時は父のことをよくわかっている母頼み(私は社会人1年目、弟は高校生でした)。私がエンディングノートを知ったのはそれからだいぶ経った後。

知ったときは「こんなものがあったのか!」と目から鱗でした。

最後に。

今、自分の頭で考え、自分で書き記すことができる力があるのであれば、エンディングノートを書きはじめて下さい。そして、その内容についてコミュニケーションをはかってみて下さい。

自分のためにも、ともに生きる人のためにも。

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