終活行政書士 合原千尋の絵日記@鹿児島市

~清く 正しく おもしろく~

単なる見舞いの記録だけれど、書くことで見えてくることがある。

隣の芝生は青い

父の病室に行ったとき、「昼間だからカーテンを開けようか。」と声をかけたら、一瞬で顔が曇りました。

「見たくないよ!隣(のベッドの人)や前(のベッドの人)は特別扱いよ!」と声を荒げだす父。熱があるため食事と腸ろうからの栄養摂取がストップしているからご機嫌がななめ。(午前中に行った母にも当たり散らしていたらしい。)

「私はここにずっといるわけじゃないからわからないけれど、お父さんは周りの人は特別扱いされていて自分は後回しにされていると感じているの?」と聞くと、「そうよ。周りんしばっかいよ。みんな甘えてるのよ!」と。

父のいる病室はナースステーションから近く、介助が必要な方が多い病室。トイレに行くにも介助が必要で、いえ、トイレに行けない方もいらっしゃいます。

しかし、父はトイレに行けます。
けれど動きたくないから母や看護師さんに尿瓶でとってもらおうとします。リハビリも嫌がります。私からすれば「おまえがな!(甘えてるのは)」と思うのですが、それがわからない(わかっても自己中心的になる)のは高次脳機能障害のせい?

うーん。連れ出しますかぁ。

 

タイミング次第

昼間はできるだけ上体を起こしていて下さいと言われているものの、父はひたすら横になっています。気持ちが乗ればすぐ動くのですが、難題。

「お父さん、病室にいても周りが気になってしょうがないみたいだから、お散歩行かない?歩かなくていいから、私が車椅子を押すから行きたい所に行こうよ。」と誘うと、渋りました。

ちょうどそのとき。
看護師さんがシーツ交換にいらっしゃいました。

「お父さん、ちょうどシーツ交換だから終わるまでお散歩行こうよ。」と言うと、「そうねぇ、行こうか。」とすぐ起き上がりました。ナイスタイミングシーツ交換!

 

甘やかさない娘

「靴を自分で履けるのを知ってるから、自分で履いて。」と、できることは何でも自分でしてもらいます。実際、腰をかがめて自分で靴を履くことができるようになっています。あとはするか、しないか。

倒れないように横で見て、靴をしっかりと履いたのを確認して、自力で車椅子に座るまで見届けます。(実際、ふらつくこともなくできます!)

お腹から出ている管を点滴棒にかけ、父に点滴棒を持ってもらい、お散歩出発。

 

お散歩の途中で

まずは病室と同じフロアから。
担当の外科の先生がすれ違いざまに、「おぉ、起き上がってますね。いいですね。」と肩を叩きながら声をかけて下さって、父のテンションアップ。いいぞー。

「お父さん、シーツ交換はまだ終わってないから次はどこに行く?」と尋ねると「2階に行こうかね。」と。

2階?
午前中はリハビリをしたくないって言ってごねてブチ切れた話を母から聞いたけれど(笑)ひとまずエレベーターで2階へ。

2階に到着し、「どこに行きたい?」と聞くと「リハビリ室よ。」と言うので向かいました。そ知らぬ顔で「お父さん、今日の午前中のリハビリは何をしたの?」と尋ねると、「今日はしてないよ!もうしたくないよ!」と機嫌が悪くなりました。しまった(-_-;)

「も、戻ろうか。」とエレベーターに向かっていたら、おおお!

「こんにちは。今から病室へうかがおうと思っていたところでした。」と爽やかに担当の理学療法士さんが話しかけて下さいました。

「お父さん、ちょうどよかったね!よろしくお願いします。」とリハビリ室へレッツゴー。

 

あっという間に階段昇降

リハビリ室で父がいつも使っている5メートルの平行棒は、別の方が使用中。

リハビリ室内を車椅子でゆーっくりと進みながら使い終わるのを待てど、使い終わらず。待つのが苦手な父の機嫌が心配になります。

理学療法士さんに「実家は2階に寝室があって。あの奥にある階段のやつはできないんですけ?」と尋ねると、「能力的にはできると思うのですが、お気持ち次第かと。」と。ならば。

「お父さん、あっちの階段のやつ見たいから…」と私が話している途中で食い気味に「やらないよ!」と父。「いや、階段のやつを私が見たいから、ついてきてくれる?」と言うと「そいじゃ、行こうかね。」 あっさり。

歩行練習用階段
階段の前に来たら、「やってみようかね!」と。
理学療法士さんと2人でビックリ(笑)

5段ある階段をのぼり3段の階段をくだり、振り返って、3段の階段をのぼり5段の階段をおり、「はい、終わり」と言って、自分で車椅子にさっと座りました。あまりのスピードに開いた口がふさがりませんでした。

下りが少し危なっかしかったけれど、できるやん!
能力の問題ではなく、気持ちの問題ですわ。本当に(-_-;)

 

歩行器いらない!?

病室へ戻った後、理学療法士さんの手を借りて、歩行器を使ってお手洗いに行きました。お手洗いから戻るとき、またしても驚きの姿が!

歩行器は使わず、点滴棒を持つだけで歩いている父。
(横に理学療法士さん)

確かに、椅子やベッドに腰かけるときは何の介助をしなくてもふらつかずに座れていましたし、歩行器を使っているときも”ただ触っているだけ感”がありました。点滴棒だけでお手洗いに行けるなら、連れていく方も楽やん。いい現場を目撃したぞ( *´艸`)


帰る前に、「お父さん、私はもう帰るけれど、その前に点滴棒だけ持って、お手洗いに行ってみない?」と尋ねてみたら、「行こうかね」とすぐさま起き上がりました。

え?
いや、まぁ尋ねましたけれど、そんなに動きが早いだなんて。え?

不機嫌の理由

そのあとまた不機嫌になり声を荒げた父。
仕事があるのでずっと付き合っているわけにはいかないので、「じゃーね、また明日ね。」と帰りました。

父の不機嫌の理由は、会話から想像するに、①食事がストップしているから、②入院がいつまでになるのかわからないから(家に帰りたい)、③熱が出る=回復が思わしくないと思い、マイナス思考になっているから、④隣の芝生が青く見えるから(時間に余裕があって暇だから)かな。

一進一退。
行けない日もあるので、行ける日は限られた時間の中でやれることをやります。
嫌なことは嫌だと言うけれどねーψ(*`▽´)ψ


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