献体をしたいと思ったらin鹿児島
献体とは?
医学・私学の大学における解剖学の教育・研究に役立たせるため、自分の遺体を無条件・無報酬で提供すること。
自分が亡くなった後、遺体を役立てたいと思った人が、生きている間に献体したい大学に名前を登録しておき、亡くなったときに、遺族等が亡くなった方の遺志に従って遺体を大学に提供することによって献体が実行されます。
献体をするには?
「献体をしたい!」と思ったら、本人が電話で申込みをします。
鹿児島県の場合の申込先
鹿児島大学白菊会 電話 099-275-5530
電話口で、献体の意思確認をされ、後日、自宅に封筒が届きます。
封筒の中身
3と4に記入し、署名・捺印の上、返送すればOKです。(4に関しては必須ではありません。)
献体申し込み後の流れ
①会員証(献体登録証)が届きます。
献体をする大学名と死亡時の連絡方法が書かれています。大切に保管し、家族や身近な人達に伝えておきましょう。エンディングノートにはさんでおくといいですね。
②献体の実行
お亡くなりになった時、会員証に書かれた連絡先に電話をします。そこで、ご遺体の引き取り日時や手順を相談します。
※大学へのご遺体移送費と火葬費は大学が負担。
※葬儀・告別式を行うことも可能。
献体の注意点
①献体登録には肉親の同意が必要。
ご遺族の中にひとりでも反対する方がいらっしゃると献体は実行されません。そのため、申込書を提出する際、肉親の同意が求められます。
※肉親の範囲
配偶者、親、子、兄弟姉妹(同居・別居を問わない)
②献体登録可能な年齢は大学により異なる。
ご高齢の方が優先されることが多いそう。
③献体と臓器提供はどちらか片方。
同時登録を受け付けるところもあるようです。
④遺骨の返還時期はまちまち。
ご遺骨が返還されるまでの期間は普通でも1~2年、長いときは数年かかることもあるそうです。
⑤大学の合祀墓に埋葬してもらえるかどうかは不確定。
大学の合祀墓に納骨してもらえるからと言う理由で、身寄りがなくお墓もない方が献体に申し込むことがあります。が、合祀墓へ入れるかどうかはそのときの空き状況次第で、生前に確約はできません。
合祀墓へ入れなかった場合にどのようにしてもらいたいのかまで考えておくことが残される方々への思いやりになると思います。個々人によって事情はことなるため、気になる点は白菊会へお問合せを!
と、行政書士として関わらせていただいたお客様からの情報提供によりこの記事を書きました。「終活」に前向きに取り組まれていらっしゃる笑顔の素敵なチャーミングな60代の方です(*'▽')周りの方への配慮をし、自分で自分のことを決めて、日々豊かに暮らしていらっしゃいます。
これは年齢は関係ありませんよね。献体をするしないはさておき、考えてみませんか?自分のこと。
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