家族が困らないための生前整理。そして。 - 終活行政書士合原千尋の絵日記＠鹿児島市

鹿児島医療生協鴨池支部の組合員のつどいにて、組合員の皆様に「家族が困らないための生前整理」という演題でお話しさせていただきました。

終活　講演　鹿児島市

私は食べ物ブログがメインとなっておりますが、行政書士、終活アドバイザー、整理収納アドバイザー(1級)です。

今回は、「参加された方がちょっと取り組んでみようかな？と思えるようなお話を！」とのご依頼でしたので、整理収納の話をメインに据えようと準備をして会場に行きました。

で、資料をいただいたら…なんと！来月、整理収納アドバイザー1級の方による『お片づけ講座～整理・収納のコツを学ぼう！』という講座が予定されているではないですか！！Σ(ﾟдﾟlll)ｶﾞｰﾝ

終活全般にわたる話と、来月の講座につながるような話に急遽変更しました(汗)。

終活　講演　鹿児島市

ピースをしたのではありませぬ。

家族が困らないための生前整理

家族が困らないための生前整理。
それはひとりよがりではよくないと思っています。

家族の為を思うならば、自分がどんなことを大切にしているか、どんな気持ちでいるか、それをしっかり伝えること。語り合うことが重要です。

数年前、「お母さんは、もし認知症になったら、千尋とひろくん(弟)に迷惑をかけたくないから、施設に入るから！」と突如言われて、驚くと同時に寂しく思った経験があります。

よくよく母の話を聞くと、テレビや新聞で認知症になったら大変だという話を見聞きして、子どもたちに迷惑をかけるのはよくないんだと思って母なりに一生懸命考えて出したことだったようです(汗)。「本当は自宅で最期まで過ごしたいけど…迷惑かかるでしょ」と。

ここでは、このように落ち着いて書いておりますが、「は？何言ってんの！？」「お母さんはあんたたちのことを思って決めたんだがね！」「私もひろくん(弟)もお母さんに施設に入ってほしいとか思ってないから！お母さんがしたいことの手助けはするから相談してよ！勝手に決めないでよ。」と、いつものように母娘喧嘩をしました・・・。

あ、喧嘩はおすすめしませんよ。

家族が困らないための生前整理。
その手始めは、自分で自分のことを知り、大切な人に自分のことや自分の思いや考えを伝えることではないでしょうか。

鹿児島市の高齢化率

講演の事前準備として、鹿児島市の高齢化率を再度調べました。

鹿児島市長寿安心相談センターのサイトに2019年10月1日現在の情報が掲載されています。

鹿児島市全体では、総人口602,735人、14歳以下83,289人、生産人口355,726人、65歳以上161,539人で、高齢化率は26.8％。(65歳以上の高齢者のうち49.5％は75歳以上です。)鹿児島県内でみると、鹿児島市は高齢化率は低いのですが、それでも4人に1人は65歳以上です。

ちなみに、こちらには町別の高齢化率も掲載されています。

谷山近郊で一番高齢化率が低いのは、星ケ峯6丁目で3.2％。逆に高いのは、東開町で50.9％(サ高住があるから？)。鹿児島市内で一番高齢化率が高いのは有村町で85.7％です。

地域ごとに抱えている課題が異なります。

自分でできること、地域社会や仲間と助け合うことでできること、行政等の援助やサービスに頼ること、それぞれをうまく組み合わせて、誰もが安心して暮らせる社会にしていきたいですね。

そのためには語り合いが大切ですよね！
いつもお世話になっている妙行寺で”谷山まちかふぇ”が4月に開催されます。私も参加させていただく予定です(…余裕があるわけではありません)。
↓