ルーヴル美術館展は9月3日(月)まで＠国立新美術館 - 終活行政書士合原千尋の絵日記＠鹿児島市

ルーヴル美術館展

『ルーヴル美術館展　肖像芸術－人は人をどう表現してきたか』を観に、国立新美術館に行ってきました。

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昨年ミュシャ展に行ったときは80分待ちで大変でしたので、今回は開催初日、しかも10時開館のところ10時7分に到着。横に4人ずつ並んだ列が10列くらいできていて、入場制限をしていました。ま、このくらいなら許容範囲。

帰り(おそらく11時30分頃)は入口の列はなくなっていたので、開催期日前半の平日はそんなに混まないのではないかと思います。

ルーブル美術館展

↑顔を出して”ルーヴルの顔”の写真が撮れますよ(*'▽')

人の顔立ち・姿かたちに似せたものが肖像。肖像が果たす役割が時代の変遷とともに変化してきたことが、この展示でわかります。※音声ガイドの声の担当が”高橋一生さん”ですので、展示に興味がなくても高橋一生さんファンの方は違う意味で楽しめるはずです(´艸｀*)

【プロローグ】マスク－肖像の起源
古代エジプトで死者が来世で永遠に生きることを願い、その方の棺を「マスク」で飾ったことが始まり。

【第1章】記憶のための肖像
この世に生きていた人の姿を、死後も残して伝えるための肖像。

【第2章】権料の顔
権力を示すための肖像には工夫がなされています。

イアサント・リゴーの工房『聖別式の正装のルイ14世』を見て、「初めて本物を見ることができた！」と感動していたら、直後にクロード・ラメの『戴冠式の正装のナポレオン』に圧倒されました。

ナポレオンコーナーには、肖像画やナポレオンの死後2日目にとったデスマスク(石膏や蝋などで死者の顔の型をとったもの)がありましたが、大理石のナポレオンとその表現に本当に圧倒されました。

彫刻よりも絵画が好きなので、彫刻はチラ見で終わることが多いのですけれど、じっくり前から後ろから横から鑑賞しました。

詩人や哲学者など精神的な権威を示すための肖像は、肘から上を描いているとか、「あ、だからかー。」と思うことも。

【第3章】コードとモード
権力者だけでなく一般の人にも肖像のモデルが移り変わってきたのがルネサンス以降。伝統的な肖像画の手法をとりつつも、流行を取り入れた肖像画。

ここはベタですけれども、ヴェロネーゼの『女性の肖像』通称『美しきナーニ』を見ていただきたい！27年ぶりに来日つまり私も本物は初めて見ました。

服や髪や装飾品の繊細な表現も目を見張るのですが、何といってもどこから見ても焦点が合わないミステリアスな絵。長い間足をとめて彼女と向き合いたくなってしまいます。こういう時間がたまりませぬ。

【エピローグ】アルチンボルド―肖像の遊びと変容
ジュゼッペ・アルチンボルドの『春』と『秋』は何らかの形で目にしたことがある方が多いと思います。『春』は季節の植物で人物画をつくり上げ、『秋』は秋に収穫できる野菜等で構成されています。

ウェブや図録で見るよりも、本物と対峙していただきたい！
対峙したときのゾクゾクとする感じたり、近くで見たり遠くから見たりして受ける印象の違いを楽しんだり・・・好き勝手に楽しめばよいと思っています。そこから興味が湧いたら、画家や時代背景について調べて楽しみを深めていけばいいのです。

ルーヴル美術館展の食べ物

私が食べ物を忘れるわけがありません。

ルーブル美術館展

3階のブラッスリーポール・ボキュ―ズミュゼではルーヴル美術館展特別コース(ディナー7,344円、ランチ5,184円)、1階のカフェコキーユではパッションフルーツとラズベリーのチョコレートドリンク648円など、ルーヴル美術館展に合わせたメニューが提供されています。

楽しみ方いろいろ♪

今後行けたら行きたい企画展

今後の企画展のチラシを見てしまいました。

ルーブル美術館展

2018年8月24日(金)～10月1日(月)開催『荒木飛呂彦原画展　JOJOー冒険の波紋ー』。
明日6月1日の10時から、一足先に(8月22日・23日)鑑賞できるプレビューデイ券の抽選受付開始です！他の期日のチケットも完全日時指定制ですので、予約忘れのないように。

2018年10月24日(水)～12月3日(水)開催の『東山魁夷展』も行きたい。(8月29日～10月8日までは京都国立近代美術館で開催)

都会はいいな(ノД`)・゜・。
ルーブル美術館展