終活行政書士 合原千尋の絵日記@鹿児島市

~清く 正しく おもしろく~

認知症を考える会 in 喜入

初!喜入公民館

医療法人エスポアール出雲クリニック院長である高橋幸男先生の講演『認知症のBPSDの対応について~認知症の気持ちへの理解と家族・介護者へのアドバイス~』を拝聴するために、喜入公民館へ行きました。

喜入公民館

平成23年鹿児島市役所喜入支所との複合施設として開館した喜入公民館は、とても綺麗でした。鹿児島市と言えど、谷山の自宅から車で30~40分。認知症についての学びを深め、活かすために苦手な運転を頑張りました(;´Д`)

以下、講演を拝聴して書き留めておきたいと思ったことと、認知症についての自分なりの学びのまとめです。

認知症を受け入れる文化の下ではBPSDは少ない

下記の本によると、沖縄ではBPSDはほとんど見られなかったが、同時期の東京では夜間せん妄23%・BPSD50%だったそう(確か…1970年代の調査)。

「痴呆老人」は何を見ているか (新潮新書)

「痴呆老人」は何を見ているか (新潮新書)

 

認知症を受け入れる文化の下では、BPSD(認知症の行動・心理症状)は少ない。それはなぜなのだろうか?認知症を受け入れる文化とは何か?

冒頭から話に引き込まれました。


認知症になりたくない」「認知症になってほしくない」という恐れや偏見のある”認知症を受け入れられない文化”では暮らしづらい。また、認知症の方を「わからなくなった人」とみなすことがあるが、認知症の方は今までのように思いを伝えられないだけで、わかっている。

認知症の方は、豊かな情動的コミュニケーションをとることができるが、つらくて不安。(認知症に対する恐れ、中核症状に対する不安やつらさ、以前とは異なる近しい人との関係性による不安やつらさや苦悩。)

認知症になるということは、「人とのつながりをなくし、よるべない状態になること」だ。※よるべない=頼りになる場所や人がない、孤独であり不安。

と、高橋先生。

ではどうしたらいいの?と思いますよね。どうしたらいいかは”認知症のからくり”を知るとわかります。

認知症の症状について復習

と、そのまえに認知症の症状についての復習を。

認知症の症状には①中核症状と②行動・心理症状(BPSD)があります。

①中核症状は、脳の細胞が壊れることによって直接起こる症状で、記憶障害、見当識障害、理解・判断力の低下、実行機能の低下などがあります。

②BPSD(Behavioral and Phychological Symptoms of Dementia)は、本人の性格、環境、人間関係などの要因が絡み合って、精神症状や日常生活における行動上の問題が起きてくることです。こちらは人それぞれ、かなり違います。

不安、暴力、暴言、興奮、抑うつ、不眠、幻覚、妄想、徘徊、弄便、失禁、物とられ妄想などはBPSDにあたります。介護する人や家族が対応に苦しむのはこちらが多いのではないでしょうか。

認知症のからくり

認知症のからくりを理解した上で、認知症の方との関わりをつくるとBPSDは改善します。高橋先生のお話された認知症のからくりは、非常にわかりやすかったです。

認知症はこわくない 正しい知識と理解から生まれるケア

認知症はこわくない 正しい知識と理解から生まれるケア

 

 あまり詳細に書くとネタバレしすぎるので、先生の著書を読んで下さい!(私は連休中に読む予定)

認知症のからくりについては、本を読んでいただくとして、講演の中でお話された”認知症メンタルヘルス(心理教育)”について書きます。

認知症の方と接するときには

・感謝のことばを伝え、話しかけ、孤独にしない。
・中核症状をできるだけ受け入れ、励ましの指摘(←本人は叱られていると思う)を減らす。
・役割を大切にし、できたことは賞賛する。
デイケアやデイサービスを利用する。(同じような人がいて、本人がホッとする)

最初に書いた「感謝のことばを伝え、話しかけ、孤独にしない。」に関しては、認知症であるかないかに関わらず、大切なことだと思います。

よるべない状態を解消していくために、地域に住む一人ひとりができることは、たくさん見つかります。

認知症を理解する。理屈ではなく情動的なコミュニケーションをとれるようにする。挨拶をする。声かけをする。認知症の方を責めるのではなく、関わった自分自身の言動を反省する。つらさをお互いに言い合える場を作る等々。

ゴールデンウィークはお出かけもよいですが、たった1日、いえ数時間でもよいので認知症について理解を深める時間をとってはいかがでしょうか?

最後に

講演及び質疑応答を聞く中で、たくさんの学びとヒントを得ることができました。認知症見守りメイトの活動などに活かしていきます。

ご講演下さった高橋先生、この講演会をご紹介下さったきいれ浜田クリニックの浜田先生(講演会の座長)、ありがとうございました。

 

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