うろうろ・・・写経に行ってきました。

墨を磨る時間が至福のとき

妙行寺で開催されている写経会。

筆ペンを使うのでもなく、墨汁を使うのでもなく、墨を磨って小筆で文字を書くというのは慌しい日常の中ではなかなかできないので、楽しみな時間です。

さほど力を入れず優しく墨を磨り、墨の香りや墨を磨るときの音や硯と墨が触れている感じを味わうことで、自然と心が落ち着いてきます。墨汁と違って、好みの濃さにできる点も好き。

一言法話

50分間の写経の前に、副住職による10分間の一言法話があります。

身近に潜んでいる仏教用語についてのお話で、今回は前回の予告通り、”うろうろする”についてでした。 

”漏(ろ)”は、さまざまな心の汚れを総称したもので、広い意味で煩悩のこと。

”有漏(うろ)”は、漏が有る。つまり、心を乱すような汚れがある状態のこと。迷い、悩み、決めかねて、苦しみながら右往左往し、どこへ行くのかわからなくなってしまうこと。

そこから転じて、あてもなくあちこち歩き回るさまを”うろうろする”と言うようになったそうな。

私はあてがないわけでも目的が無いわけでもなかったのに、”うろうろしている”と自分に対してよく使っていました。”歩き回る”ということばを使えばいいですね(´ー｀)

そうそう、一休宗純の呼び名の由来のお話も初めて知りました。(有漏路より 無漏路に帰る 一休み 雨降らば降れ 風吹かば吹け)

でも、副住職が先日話してくれた一休さんと蓮如上人のお話の方がおもろかったよ。。。

正信偈を写し終えました♪

次回の写経会

妙行寺の月例写経会は毎月第三土曜日に開催されています。

日時：2019年12月21日(土)①9:00～10:00②19:00～20:00
　　　※①か②の好きな時間に参加できます。
場所：妙行寺の門徒会館(鹿児島市和田1-4-1)
　　　※境内に駐車できます。
参加費：500円(門徒さんは300円)

手ぶらで気軽に参加できるのでおすすめです。

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