『ゆめをみ、ゆめをたてる!』小中学生向けけんせつワークショップ
小中学生向けワークショップ
2018年7月29日(日)午後から、鹿児島県男女共同参画週間事業のイベントの1つ、小中学生向けの『ゆめをみ、ゆめをたてる!』ワークショップに、かごしま女性政策研究会のメンバーとしてボランティア参加しました。
↑開催前の様子。
大人は黄色い線より外側で子どもたちの様子を見守ります。
今回は、自分のゆめのお家をつくるワークショップ。
プレゼントされたスケッチブックに絵を描いたり、文字を書いたりしながら考えてから作り始めてもいいし、かかずにすぐさま作り始めてもいい。
材料は、紙袋、空き箱、布きれ、リボン、紐、卵のパック、その他容器、色紙、ペン、クレヨン、色鉛筆、石、ボタン、テープ、のり、接着剤等々好きなものを好きなだけ使ってOK。
私も参加したい(笑)。
子どもたちは、受付で渡された札に書かれた番号ごとにグループに分かれて座りました。一緒に参加した人とは異なるグループになっているので、周りはほぼ知らない人。子どもたちはワークショップが始まるまで無言で座っていました。
洗濯バサミと卓球のボールで作った人形がおもしろいですね。
髙﨑恵さんが進行役。
子どもたちは真剣にお話を聞いていて、大人たちは遠くから見守ります。
今回の講師は、髙﨑正治さん。
髙﨑正治さんは、1953年鹿児島生まれ。
王立英国建築家協会名誉フェロー建築家、京都造形大学・大学院客員教授、鹿児島大学講師、リベレンツ工科大学(チェコ)客員教授。
シュトゥットガルト大学(ドイツ)、グラーツ工科大学(オーストリア)の教授と協働を経て、髙﨑正治都市建築設計事務所を設立されました。
現在は、建築設計の傍ら大学で教鞭をとり、ヨーロッパやラテンアメリカでの展覧会、国内外の出版物を通して芸術的建築を発表していらっしゃいます。
髙﨑正治さんからピカソや建築に関する話をうかがった後に、「ゆめのお家」を作り始めました。
今回参加した小中学生は55名。
はじめての場所、はじめてあう人の中で、 自分の「夢のお家」を創り出す子どもたち。お手洗いに行ったり、水を飲んだりするのも忘れるほどに集中して「夢のお家」に向き合っていました。
困ったことや相談したいことがあったら、髙﨑正治さんや髙﨑恵さんに声をかけます。周りの大人が手を貸さなくても、子どもたちは自分で考え、自分で行動できます。
自分が使いたいもの(例えばテープ)がないときは「貸して下さい」と声をかけ、「はいどうぞ」と相手とのやりとりが生まれます。
作っているものも、年齢も、性別も、普段住んでいる地域も一人ひとりさまざま。多様な一人ひとりが同じ空間で過ごすときにどうすればよいかを実体験を通じて子どもたちは学んでいきます。
今回、私が気になった少年。
私が持参したお菓子の箱を土台に使ってくれていたからとか、知っている方の息子さんだからというわけでもなく(そのことには後から気付いたw)、人に声をかけて協力を仰ぐ能力が非常に長けていました。私自身が苦手なことをサラリとしていたからこそ気になりました。
人はそれぞれ得手・不得手があります。
自分の能力をいかし、相手を尊重し、生き生きといきていれば、自然と笑顔がこぼれる毎日になるのではないでしょうか。
片付けをした後は、髙﨑正治さんによる講評と鑑賞タイム。
子どもたちの感性豊かな作品に心打たれました。
鹿児島県民の皆様、来年はぜひ参加してみて下さい。子どもたちにとっていい経験になるだけでなく、大人にとっても、大切なことに気づける(思い出せる)貴重な時間になりますよ。
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