終活行政書士 合原千尋の絵日記@鹿児島市

~清く まっすぐ おもしろく~

夏の終わり。なぜ寂しく感じる?【第7回たにやま哲学カフェ】

第7回たにやま哲学カフェのテーマは、「夏の終わり。なぜ寂しく感じる?」でした。

夏の終わり
夕陽を眺めているともの悲しい気持ちにはなるものの、夏の終わりには全く寂しさを感じない私は、他の方がどんな風な発言をされるのか興味津々でした。(上の写真は種子島の夕陽)

たにやま哲学カフェのルール

1.人の話は、最後まで聴きましょう。
2.発言はわかりやすく簡潔に。発言なしもOK!
3.分からないことは、どんどん発言しましょう。
4.普段の関係はここでは忘れて。
5.時間になったら終わります。
6.宗教、ビジネス等での勧誘目的の参加はご遠慮ください。
過ごしやすい対話の場をつくるための最低限のルールのみです。

たにやま哲学カフェ

今回の進行役は副住職が務めてくださいました。

夏の終わりとは?

今回の参加者は22名。

「夏の終わりに寂しく感じる人」は、ほとんどいらっしゃいませんでした(;´・ω・)テーマを提供して下さった「夏の終わりに寂しく感じる人」は所用により欠席されていらっしゃったので、進行役は大変だったと思います。

ほぼ全員が「夏の終わりに寂しく感じない」中で、「夏の終わりに寂しく感じる」理由を考えました。
・日の入りが早くなるから?
・年齢によるのでは?
・夏が終わると思った瞬間では?
・”終わり”ということばによる刷り込みでは?
食欲の秋を迎えるので、個人的には「カモーン!秋!」です(笑)。
 
人生を春夏秋冬に例えて、絶頂を迎える夏(40代前後)から盛りを過ぎた秋・冬は、年を取り、足腰が弱り、孤独や孤立を感じることがあるからでは?という発言もありました。

孤独は大事だけれども、孤立は嫌だ。
人間関係から離れて一人になること(孤立)は、つらいので、哲学カフェのような場に参加して話すことが癒しになると話された方もいらっしゃいました。

たにやま哲学カフェ
8月27日の時点で”夏が終わった”と思っている方は半数程度。

どんな時点で夏の終わりを感じるか自体も人それぞれ。
・夏の最後のイベントである花火大会が終わったとき。
終戦や戦争の報道がパタッと終わる8月15日。
・甲子園が終わったとき。
・夏休みの終わり。
 (ラジオ体操に子ども達が参加しなくなり賑やかさが無くなる)

私は、会社員(塾講師)だった頃は”夏のスクーリング(夏期講習)”が終わったときが夏の終わりだと思っていましたが、今は家で冷房をつけなくなったときかな。

どんなときに寂しさを感じるか?

・気力がなくなったとき。
・季節が移り変わったとき。
・定年になり、今までの職場の人達と離れないといけなくなったとき。
・体力が落ちたと感じたとき。
・前回の哲学カフェの抽選で外れたとき。
 (申し訳ございません…)
・転勤するとき。
・断捨離をするとき。

過去の自分との比較で衰えを感じたとき、親しい人と離れるとき、思い出深いものと別れるとき等、変化に寂しさを感じる方が多いようでした。

かくいう私が最近寂しさを感じたのは、”Facebookの過去の思い出”のお知らせ。亡き父と出かけたときの投稿がふいに出てきて、「あぁ直接会うことはもうできないんだよな」と思ったときでした。


「年を取らないと寂しさは分からない」という発言もありましたが、子どもは子ども、大人は大人なりの寂しさがあります。

弱音や愚痴を聞いてくれる人がいると大丈夫。親友がいる人は幸せ。本音を吐ける場が、家族だけでなく地域にあればいい。しかし、聴き上手は難しい。そんな発言も出てきました。

寂しさを紛らわす?向き合う?乗り越える?

寂しさを感じるポイントも人それぞれですが、寂しさを感じたときにとる行動も人それぞれでした。
・何もしない。
・自分で何とかする。(ポジティブ・シンキング)
・耐える。
・熱中できる他のことをする。
・(信頼できる)人と話す。
・同級生のゴルフ会の幹事をする。
他の方の発言を聴くだけでも、生きやすくなるヒントが得られました。
 

涅槃寂静

「仏教で”寂”とは?」と発言された方に対して、副住職が”涅槃寂静”ということばについてお話しくださいました。

”寂”とは悪いことではなく、静かでひっそりとしていること。”涅槃寂静”とは、煩悩が消えて心が静まり安らかになるという仏教が目指す境地であるらしい(おぼろげ)。・・・お寺で哲学カフェをやってる感があってよかった!(感想が軽いw)

たにやま哲学カフェ

最後は写ってもOKな方だけで記念撮影。
昨年のこの時期の状態まで体重を戻すことを決意しました(-7kg)。

たにやま哲学カフェ

たにやま哲学カフェは、偶数月の最終火曜日に開催しています。開催月の1日にたにやま哲学カフェFacebookページにて開催の告知がされます。「今回は参加できないけれど、いつか参加してみたい!」という方はご覧になってください。

前々回までずっと定員15名(先着順)で運営してきて、前回は先着順ではなく抽選で定員15名にしました。2年目を迎える今回は、”予約不要&定員なし(板書もなし)”で開催しました。次回も”予約不要&定員なし”で開催予定です。(参加者が10名を切ったら終了します)

次回は、初の「テーマなし」でいくのか、いかないのか!?進行役はいるのか、いないのか!?誰が参加しても安心して対話ができる場にするには!?2年目を迎えた”たにやま哲学カフェ”は試行錯誤中です。

次回のたにやま哲学カフェ

日時:10月29日(火)19時30分~21時
場所:妙行寺(鹿児島市和田1-4-1)
※境内に駐車OK。最寄りのバス停は大御堂です。
参加費:100円
自分と異なる発言を受け入れなくても、受け止めればいいんです。対話と思考を楽しみましょう!皆様のご参加、お待ちしております( ´∀` )b

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