終活行政書士 合原千尋の絵日記@鹿児島市

~清く まっすぐ おもしろく~

「病は市に出せ」に学ぶ、環境づくりの大切さ。

生き心地の良い町とは

いろんな人がいる、色んな人がいた方がいい
人物本位を貫く
どうせ、自分なんてと考えない
病は市に出せ
関心は持つが監視はしない
人間の性や業を知る

上記は、講演会のレジュメのとある1ページです。この本読みたい!と、見た瞬間に思いました。

しかも講演中に、前厚生労働事務次官の村木 厚子さんが「いい本なのでおすすめです」とおっしゃったのでその気持ちは燃え上がる一方で…帰り際に本屋に寄って買い、一気に読み終えました。

生き心地の良い町
徳島県旧海部町はなぜ、自殺発生率が突出して低いのか?その理由と調査過程のわかる興味深い本。

第5章のタイトルは、「明日から何ができるか」。

調査内容と検証結果だけでなく、この本を読んだ人がどのように活かしていけるかまで書いてあってやさしい。至れり尽くせりだ(笑)

ま、そのまま鵜呑みにするだけで終わらずに、じっくりあれやこれや考えながら読み込みます。っと、これだけで終わるのも何なので、本の中に書いてある5つの自殺予防因子の中の1つだけ紹介。

病(やまい)は市(いち)に出せ。

これは海部町に伝わる格言で、病気だけでなく生きていく上でのあらゆる問題は、公開の場に早めに開示すれば、周りの人が何かしらの対処法を教えてくれるといった意味のことばです。

問題が深刻になる前に相談できる、相談しやすい環境づくりの大切さがわかります。悩みやトラブルをひとりで抱えて思い悩んで深刻化する前に相談することが、自分だけでなく、周りの人のためにもいい。

そう考えている人が多い海部町のうつ受診率が高いという点もおもしろい。軽症の段階で受診するため、効果が高く、重症化を防げているそうだ。実に興味深い。(←聞き覚えのあるセリフw)

暮らしやすい地域やコミュニティをつくる、維持する、再構築するためのヒントがつまった本であり、小一時間で読めるのでおすすめです。


そうそう、「終活について気軽に話せる場を創ろう!」と約2年前に始めた終活ワークショップpetit shuは次回2/15(水)が最終回。お時間の作れる方はぜひお越しください。


鹿児島の終活行政書士原千尋でした。
(*^ー^)ノHave a nice day♪

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