相手の支えをキャッチする【ELC薩摩学習会】
相手の支えをキャッチする
9月21日(土)の午後、エンドオブライフ・ケア薩摩主催の学習会に参加。
”苦しむ人への援助と5つの課題”に関する学習会で、今回は「相手の支えをキャッチする」の部分でした。
講師は、きいれ浜田クリニック院長の濵田努先生。
人は単に苦しむのではなく、苦しむ前には気づかなかった「支え」に気付くことができるようになります。
「支え」には①将来の夢(時間存在)、②支えとなる関係(関係存在)、③選ぶことができる自由(自律存在)の3つがあり、その1つ1つについてワークを取り入れながらわかりやすくお話しくださいました。
苦しみや支えを「キャッチする」。私はこのことばの使い方が好きです。
自分と相手は異なるので、相手の苦しみを100%理解することはできません。大変なときに、むやみやたらに「あ~わかる~!」と相槌を打たれたり、「〇〇でしょ!」と決めつけられたりして腹立たしく思った経験があるからです。
話すことで自分の中で整理して受け入れられることがありますが、やはりそこには安心して話せる聞き手の存在が必要です。自分自身がそんな聞き手になるためには学び、実践し続けることが大切だなと思いました。
「選ぶことができないとき、しばしば死にたいと希望する人がいます。」
これに関しては、人生の最終段階を迎えた方だけに限ったことではないと思います。「自分は〇〇したいのに、人から△△するよう言われた。(半ば強制)」みたいな状況は生きていると時々あります。
ヴィクトール・フランクル著『夜と霧』より「与えられた事態に対してどのような態度を取るかは、誰にも奪えない人間の究極の自由である」ということばを引用してご紹介くださいました。(書けないけど)今、非常に身にしみますなぁ(ノД`)
超少子高齢化多死時代、人生の最終段階を迎えた人が激増します。3月に私は実家にて父を看取りましたが、父と同じように最期まで自宅や高齢者施設などで暮らしたいと願う人は増えています。
と同時に、課題もたくさんあります。
つながりが希薄になっていく中でのひとり暮らしの高齢者の孤立、医療や介護に従事されていらっしゃる人の負担が大きくなること、援助する人が抱える不安(仕事や育児との両立、経済的な問題)・・・。
これらの課題を見て見ぬふりをするのではなく、当事者意識をもって向き合っていくことが重要ですね。
こちらは、第1の課題「援助的コミュニケーション」、第2の課題「相手の苦しみをキャッチする」部分を担当された小齊平智久先生。開始前に楽しく語らって(いじって)いただきました♪(´艸`*)
前回、前々回は参加できなかったのですが、帰りに資料をいただけてありがたかったです。次回の学習会も参加できたらいいな!
濵田先生のお話を聞くチャンス!
昨日は11月に開催する講演会についての打合せのために、NPO法人生き生きサポートシルバーエイジの上江川理事長と共に、きいれ浜田クリニックに行ってまいりました。(濵田先生、お忙しい中時間をとっていただきありがとうございました。)
打合せだけでワクワク!
在宅で看取られた方の実例や人生会議の肝、それらを踏まえて今私たちが知っておいた方がいいこと等をご講演いただきます。ご来場いただいた方に学びと気づきを受け取っていただける素敵な講演になりそうです。
日時:2019年11月17日(日)14時~16時
会場:かごしま県民交流センター大研修室第3(鹿児島市山下町14-50)
定員:100名(当日先着順)
参加費:500円
事前予約は必要ありません。ご来場お待ちしております(´▽`*)
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