ポテトチップスとうどんの誘惑に負けたが故に。 - 終活行政書士合原千尋の絵日記＠鹿児島市

なぜ母がいる？

1月9日(水)の夜は予定があったので、昼食時に父の食事の見守りに行きました。すると、何故かいないはずの母がそこに。

「え？昼は私が来るってカレンダーに書いといたよね。バタバタしてきたんだけど、私は来なくてよかったの？」と尋ねると、「いや、伝達事項があって。見て、これ。」とビニール袋を取り出しました。
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なんでポテトチップスうすしお味？
母曰く、「グラウンドゴルフの帰りに洗濯物を取りに来たら、看護師さんに渡されたの」と。

父は入院時に持参したカバンの中に千円札を忍ばせていて、点滴が外れたのをいいことに、その千円札を握りしめて1階の売店に行き、ポテトチップスを購入して食べていたらしいΣ(ﾟдﾟlll)ｶﾞｰﾝ

「ちーちゃんに残りのお金をあげるから！」と私のコートのポケットにジャラジャラと小銭をねじ込み、母は帰宅しました。

それから10分後に父の昼食タイム。
流動食から三分食(三分粥、溶き卵入り味噌汁、ムース上のおかず、プリンらしきもの)になっており、また、点滴も外れたので、いよいよ退院が近いかも！と少し希望をもてました。

今週退院できるかも！

夜になって、夕食の見守りに行った母から「主治医の先生から金曜か土曜に退院しましょうって言われたけど、千尋は土曜は鹿児島にいないから〇〇くん(弟)に頼むか、金曜に千尋に来てもらうか迷ってる。〇〇くん(弟)の予定知らない？」と電話がありました。

いや、一緒に住んでいるならまだしも、別のところに住んでいる弟の予定なんて知らんがな。「自分で聞いてみて」と言って電話を切り、弟にLINEを送って、ふとコートのポケットに手をやるとジャラジャラとした小銭。

「あー、千円札でポテチを買ったお釣りをもらったんだったな」と思い、よく見ると、300円ちょっと。

ん？
ポテトチップスはそんなに高くないぞ。お釣りがおかしいぞ！と思ったものの、夜は予定があったのでそのままにしていました。(母から19時すぎに着信がありましたが気づいたのが深夜だったのでかけ直さずでした。)

また絶食Σ(ﾟдﾟlll)

今朝早く、母から「退院は土曜にして、〇〇くん(弟)に来てもらうことにする。今から病院に行ってくるわ。」と電話がありました。「そうか、ひと安心だな」と思ったのも束の間、病院に着いた母からまた電話がきました。

「お父さん、昨夜0時頃吐いて、また絶食になった！退院どころの話じゃなくなったが！」と。原因は昨日食べたポテトチップスでしょうよ(-_-;)

午後になって別件で母に電話をしたら、「ちーちゃん、お父さんはポテトチップスだけじゃなくて、地下の食堂でうどんも食べたってよ！」と母。

父　うどん

う、うどん？

あー、だから千円札のお釣りが300円ちょっとしかなかったわけね、納得。退院が延期になって、本人だけでなく、家族もがっかりです。

ガリガリになって、よたよた歩いているのに、1階の売店と地下の食堂に行けたことに驚きました。

父、反省中。

夕方に父の病室を訪ねると、鼻から管、そして点滴が再開されていました。私の顔を見るなり「退院がまた先になったど。きつかったよー。」と父。

「ポテトチップスとうどん美味しかったんだよね(笑)」と言うと、「おいしかったけど、そん後がきつかったが。退院が先延ばしじゃっど。」と苦笑い。自業自得だと十分わかっている様子でした。

13日の母の誕生日には自宅に帰れると喜んでいたのにな。好きなものを食べたかったんだよね。好きなものを食べてもらいたい気持ちと少しでも生きながらえてほしい気持ちと両方ある私たちも苦しいよ。

食べられなくても話をすると落ち着くようで、小一時間父の話を聞いてから帰宅しました。次の目標は、2月2日の私の誕生日までに退院して自宅に帰ること、生きていること。周りの私たちも疲れすぎないように頑張ること。

隠し小銭がないことを祈る(笑)。

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