終活行政書士 合原千尋の絵日記@鹿児島市

~清く まっすぐ おもしろく~

期待したり、自制したり、喜んだり、悲しんだり。ここ数日の話。

先週の土曜に私が駆け付けたときは、”敗血症性ショック”で非常に危ない状態だった父。

日曜の夜、着替えのパジャマをひとりで持参した際にも詳しい病状説明を受け、「心停止した場合の心臓マッサージをするかしないかをご家族で決めておいて下さい」と主治医に言われました。

月曜日の血液検査では、白血球の数値が49,000。
治療としては限界で、尿量と血圧はギリギリ保てているところであると主治医から説明を受けました。心臓マッサージについては、「家族の誰か一人が父のもとに来るまではお願いします」とお返事しました。

話しかけても反応が薄く、目を薄く開いて、ごにょごにょと何か口に出す程度でした。わかっていてもギュッと胸が締め付けられます。

まさか!

11日(月)の夕方に母と弟とICUにいる父のところへ行ったら、隣のベッドの方がラジオを流していて、看護師さんが「曲が流れてきた時に手踊りされていらっしゃいましたよ」と教えて下さいました。

お昼まではそんな感じではなかったのに、音楽ってすごいなぁと思っていたら・・・

!!!

父が歌い出しましたΣ(・ω・ノ)ノ!

?
北国の春』がきっかけ。『北国の春』は父が昨年まで通っていたデイケアで、帰宅時刻が近づくと流れる曲だったそうです。(家に帰りたいのでしょうね。)

両腕を動かしながら他の歌を歌ったり、以前福岡でラーメンを食べたときに氷川きよしのサインを見つけて嬉しかった話や東京に住んでいた頃の話や京都・奈良旅行で失敗した話をしたりと、30分くらい楽しく過ごしました。

最後の一言が「腹が減った!」じゃなくて良かった、こんなに明るくしている父を見ることができて良かったと思いました。

晴れていた昨日は!

「前日の夜は、父は最期の力を振り絞って楽しませてくれたのだろう。」と変に期待をしすぎないようにしないと自制しつつ、話をしてくれたらいいなぁと思いながら父のもとへ母と一緒に行きました。すると、

「バスの券は?」「出かけるよ!」と起き上がろうとする父。

晴れているから、バスに乗ってどこかに出かけたいと思ったのでしょう。母が「バスの券はカバンにつけているから今は家にあるがよ」と伝えると、今度は私の方を見て「出かけたいよ!」と。うん、車でどこかに連れていってほしいという意志表示ね。

反応がないのも辛いけれど、
本人の希望を叶えられないのも辛い。

伯母を驚かす!

昼過ぎに伯母達が来てくれたときも、(伯母と一緒に行った)北海道旅行の話をしたり、歌ったり、歌手の話をしたり。前日も会いに来て下さっていたので、前日よりも饒舌で表情が明るい父を見て、伯母達も驚いていました。

「そんなにたくさん話すと疲れるんじゃないね」と心配される始末(苦笑)。

連日、伯母達がいらして下さるので本当にありがたいです。父のためにも、母のためにも。伯母達(母は6人姉妹)と話すことで、母もいろんな気持ちを吐き出せていると思います。

それが続くわけではなく

夕方には「腹が減った!」と、父はご機嫌斜めに。体調も気分も一定ではありません。身体は限界いっぱいいっぱい。

少しでも楽しい時間を過ごせることに感謝です。


が、自分の予定をどうすればいいかと悩みます。外せない予定も多々。何の因果か『終活の話』をさせていただく機会もその中に含まれます(-_-;)

ずっと元気でいてほしいということは叶わないですし、だからといって「この日に・・・(自粛)」というのも違いますしね。どうしたものか。


まぁ、疲れすぎないように気をつけて過ごします!

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