ジェンダー・センシティブ・トレーニング
ジェンダーとは?
社会的・文化的に形成された性別」のことです。人間には生まれついての生物学的性別(セックス/sex)があります。一方、社会通念や慣習の中には、社会によって作り上げられた「男性像」、「女性像」があり、このような男性、女性の別を「社会的・文化的に形成された性別」(ジェンダー/gender)といいます。「社会的・文化的に形成された性別」は、それ自体に良い、悪いの価値を含むものではなく、国際的にも使われています。
~内閣府男女共同参画局の用語集より~
かごしま女性政策研究会の9月例会にて、ジェンダーに敏感な視点を育むための”ジェンダー・センシティブ・トレーニング”がありました。
3つの事例をもとに、2グループに分かれて、お互いの意見を尊重しながら意見を交わすアサーティブなコミュニケーションで語り、発表し、髙﨑恵さんやたもつゆかり先生から更なる学びを得る時間でした。
今回の学びで今後にいかしていくこと
・その情報は必要か?最適化を図る。
(最初は、属性情報は必要なもののみ尋ねる)
・自分がどう思っているかを的確に捕まえる。
・正直に、率直に自分の気持ちを伝える。
(アサーティブ・コミュニケーション)
・決めつけない。
(相手の気持ちを奪うことになる。)
・自分の気持ちを正直に言える人が増えることが大切。
・リプロダクティブ・ヘルス/ライツは重要。
(日本は対応しきれていない)
考えてみてほしい。
ジェンダー・センシティブ・トレーニングにおける最初の事例はこのようなものでした。
私たちは、地域の中で、みんなの居場所をつくるために「みんなのカフェ」を月1回公民館で開催しています。このカフェは、居場所であるとともに、誰かが誰かを知っている地域をつくるために、こちらからの働きかけを行うことを大切に実施しています。今日最初の来訪者は、子どもを連れた30代の女性です。あなたは、男女共同参画学習者として、この来訪者の二人に、まずなんとお声かけしますか?
少し考えてみて下さい。
そして思い返してみて下さい。自分がやらかしていないか(笑)。
「何の仕事をしているの?」
「旦那さんも同じ仕事なの?」
「結婚してそんなに経ってるのに何で子どもがいないの?」
こんなことをグイグイ聞かれてドン引きした経験があります。また、自己紹介をしましょう!と言われると未だにウッとなってしまう私。
そんな私がその30代の女性だったら、「こんにちは。よく足を運んで下さいました。お好きなところでお寛ぎください。」と言われたら、圧を感じずにその空間に入り込めるかな。
根掘り葉掘り聞かれると嫌な気持ちになるので。
たまにいるじゃないですか、質問を投げかけているようで、尋問になっている人(苦笑)。語りたければ語りますが、聞きたいだけ、その場にいたいだけのときもありませんか?
さらに言うと、上記の問いにおける連れてきた子どもが自分の子ではない可能性もありますよね。(甥っ子とか、近所の子とか)
・・・まぁ、何が答えなのかはモヤッとさせたままにしておきます( ̄▽ ̄)
20代半ばの会社員時代の上司に「あなたの授業はとてもわかりやすい。でも、わかりやすすぎるからそこで止まってしまう子どももいるかもよ。」と言われたことがありまして。
生きていると、1つの問いに対する正解が1つではないことが多いです。自分にも他人にも嘘をつくことなく、解を出すための過程を大切にしていきたいなと思っています。(だから時折、恐いとか厳しいとか言われることもありますがw)
はい、まとまらないからこれにて終了。
余談
学ぶときはメガネが楽です。
今日は学ぶ気満々でメガネ、そして昨夜からのどが痛くなったのでマスクを装着。
メガネ&マスクで怪しい人だと思われたのか、行き帰りの市電で誰も横に座ってくれませんでした。
ぐすん( ;∀;)
※飛行機雲の写真は、自分の顔を大きく載せないようにするために合成しただけで意味はありません。
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