母の味、レシピを書いて残しておいてほしい?
母の味
「子どもに残しておきたいレシピ」を書く欄のあるエンディングノートがあります。食べることが好きな私ですが、実は母に残しておいてほしいレシピは特にありません。
作ることよりも食べることの方が好きだから。
というわけではなく、母の作る料理で自分も作れるようになっておきたいものは今は作れるようになっています(多分)。夫の口に合うようにアレンジしてありますけれど(笑)。
私の中で思い出となっているのは、食べ物そのものよりも、食べ物を作る過程や器、そのときの会話や雰囲気。
- 祖母の家で味噌を作るときに、「子どもは麹を触っちゃいかんよ」と注意されたこと。熱々のすりつぶした大豆をちょこっと味見させてもらったこと。
- リビングに新聞紙を広げて”つわ”の皮をむく母。
- 弟と母と作ったコロッケ。
(コロッケは実家のものを食べると懐かしく思います) - 畑でさつまいもを掘っているときに踏んだ大きいミミズのヒンヤリとした感触。
- 父が釣ったマメアジを父と母が三枚おろしにしたものを、家族みんなで握りずしにしたこと。等々。
・・・田舎育ちですな(-_-;)
残しておいてほしいレシピが本当に特にありません。しかし、懐かしい料理を思い出せるように写真は残しておきたいなと思っています。
上の写真は久しぶりに(近いのに)実家に行ったときに出されたつわと筍の卵とじ。
「は!写真を撮るのね。あーもう少し彩りがいいようにスナップエンドウが多いところを出せばよかったねー。」と母。
大丈夫。
味は良くても見た目が悪いのが母の味(笑)
ゴールデンウィークに地元に帰省する方は、レシピを書いてもらったり、写真を撮ったり、思い出の料理の話をしたりしてみたらいかがでしょうか?
親の想い、自分の想い。
向かい合って意思疎通をはかれる時間は長くありませんよ。
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