予防が最高の医療
2019年1月20日(日)に開催したNPO法人生き生きサポートシルバーエイジの定例会では、薬剤師・鹿児島県議会議員の寳來良治さんが『お薬のお話』をしてくださいました。
お薬のお話
効能と副作用
花粉症のお薬としても使われる”抗ヒスタミン剤”。
鼻水や涙が止まるという効能と、眠くなるという副作用があります。昼間に眠くなるのは仕事や勉強に支障が出るので好ましくないですよね。しかし、不眠の方にとっては眠くするという効能のあるお薬になります。
”効能”は求めている効き目、”副作用”は求めている効き目以外全ての作用なのです。
解熱鎮痛剤を大量に服用すると頭がポーッとなるそうです(試さないで!)。麻薬等を使用することだけが薬物乱用ではなく、お薬を本来の目的や方法と異なる方法で使うことも薬物乱用になります。1錠ではなく2錠飲むと、副作用は2倍ではなく3~4倍になるそうです。
ですから、「お薬を飲み忘れたから、次に朝の分も飲めばいっか」と安易に自己判断で飲むのではなく、薬局で「飲み忘れたらどうしたらいいですか?」と尋ねておくと安心です。
↑ご講演下さった寳來良治さん。
余っている薬は・・・
私の実家でも入退院を繰り返している父のお薬が大量にあります。私の実家の場合は、診察の際に持参し、主治医に相談し、調整していただいているので余り過ぎることはありません。(←ここらへんは母がしっかりしています。)
家に以前処方してもらったお薬が余っていることはありませんか?
困っている方に朗報です!
鹿児島県薬剤師協会が残薬整理事業に取り組まれていらして、"おくすり整理そうだんバッグ”なるものがあるそうです。
残ったお薬を”おくすり整理そうだんバッグ”に入れて、かかりつけ薬局へ持っていくと、必要なお薬かどうか、使ってもいいお薬かどうかを確認して整理して下さいます。嬉しい取り組みですね。
予防が最高の医療
「お薬を適切に飲むことは大切ですが、お薬を飲まずに過ごせるように病気を予防することが最高の医療です」と最後にお話し下さいました。
貯筋運動や柔軟体操をしたり、ストレスを溜めすぎない生活をしたり、学んだり、外に出かけたり、自分でも今からできることはたくさんあります。
私は、(中学・高校時代はバドミントン部でしたが)運動嫌いで運動不足過ぎたので、一昨年から社交ダンスを始めましたし、極力歩くようにしています。元気でいる時間を長くして、おいしい食べものを食べたいですからね(笑)。今、食べたいものを食べることができない父を見ていると尚更そう思います。
皆さんも、自分らしく生き生きと過ごせるように何か始めてみませんか?
NPO法人生き生きサポートシルバーエイジ
NPO法人生き生きサポートシルバーエイジは、お互いがお互いを支えあい、安心・納得できる老後の暮らしづくりを目指して活動しています。
→NPO法人 生き生きサポートシルバーエイジ ウェブサイト
→NPO法人 生き生きサポートシルバーエイジ Facebookページ
(上の写真は理事長の上江川先生)
2019年3月17日(日)の定例会では、介護旅行ナビ(鹿児島のおでかけ同行サービス)代表の堤玲子さんがお話くださいます。年齢や障害のために一人でのお出かけが難しくなった方をサポートする活動をされていらっしゃいます。旅行も諦めなくていいのです!
ご興味のある方は3月の定例会へぜひ。
日時:2019年3月17日(日)13:30~15:40
場所:鹿児島県教職員互助組合会館(鹿児島市照国町11-35)
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◆合原行政書士事務所のページ
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