洗骨・粉骨の作業をする場所に潜入!@鹿児島県南九州市
ご遺骨を洗う~洗骨~
改葬のためにご遺骨をお墓から出した際に、カビが生えていたり、汚れていたりする場合があります。
そのような場合に「洗骨」をします。
手で水洗いをするのが基本ですが、汚れがひどい場合はこちらの機械の超音波できれいにします。
ご遺骨を乾燥
綺麗にしたご遺骨を乾燥させる機械。
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ご遺骨を粉末化する~粉骨~
ご遺骨を粉骨すると、容積は約5分の1になります。
粉骨する前に使うのがこちらのセット。
右から、金属をいれる小さなバット(棺の留め具などが入っていることがあるそう)、ご遺骨を集めるスコップ、金属をくっつける磁石、ピンセット、ブラシ(ご遺骨を集める用)です。
骨壺には高濃度の六価クロム(発がん性物質)がたまっていることがあるため、還元剤を用いて、安全な三価クロムにします。
(上の写真の薬剤は日本海洋散骨協会に入会している会社しか購入できないそう。)
ご遺骨を人の手で粉骨する際に使う大きい乳鉢(ヘルメットよりやや大きいサイズ)。乳棒はお菓子作りに使うめん棒ほどの大きさで、陶器なので重い。
鹿児島県南九州市にあるこちらの会社では、ご家族のご遺骨を自らの手で粉骨することができるサービスがあります。
粉骨した後、こちらの機械で真空パックにします。
粉骨したご遺骨は湿気を吸収しやすいそうですよ!
アルミ製の袋に入れて圧着し、真空にします。
ふたを閉めてスイッチオン。
こちらの作業場に入って最初に目についたのがこの筒。
何だと思いますか?
これは、粉骨すると細かい粒子になって部屋中に舞うので、それを吸い込む筒です。
下に機械の本体があり、スイッチを入れると「ゴーッ」という音がして空気を吸い込んでいきます。
見知らぬ機械があり興味深し。
所属しているNPO法人が実施する施設見学ツアーの中で、こちらの会社の方に手元供養や海洋散骨についてのお話をしていただけることになりまして、その打合せのために訪問させていただきました。
供養の方法は多様化しています。
知って、考えて、決めましょう。その際、自分だけで決めるのではなく、自分の周りのご家族ともじっくり話をしていただけたらと思います。
(うちの父母は納骨堂予定)
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