終活行政書士 合原千尋の絵日記@鹿児島市

~清く まっすぐ おもしろく~

第1回縁起でもない話をしよう会@西本願寺鹿児島別院①「縁起でもない話をしよう会がはじまるまで」

西本願寺鹿児島別院で!

”縁起でもない話をしよう会”が鹿児島市和田の妙行寺を飛び出して、西本願寺鹿児島別院(鹿児島市東千石町21-38)で開催されました。 

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立ち入るのに緊張するお寺さん。遠くは宮崎や京都からご参加の方がいらっしゃいました。

はじまりは妙行寺

”縁起でもない話をしよう会”は、2018年7月に鹿児島市和田にある妙行寺で始まりました。

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妙行寺のご住職。

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今回、妙行寺開催のときと同様に、司会は上村ひさみさん。話題提供者は、鹿児島生協病院医師の平野慎一郎さんでした。

”縁起でもない話をしよう会”が始まるまで

Dr.平野、動き出す。

外来患者の診察時間は、5分未満が29%、5~10分未満が38%と10分未満が約7割を占めます。(平成29年受療行動調査(概数)の概況:厚生労働省)

そんな短い時間で、主治医だけで難しい話をし、患者の苦痛をキャッチして和らげることは難しいです。→平野先生は、「患者を支える”時間”と”仲間”が必要だ!」とお考えに。

事実は一つでも、立場が異なれば見え方も異なりますし、知識の量も異なります。→「健康のことや病気のことをもっと知ってもらいたい。患者がどんなことに興味があったり、自分の状況をどう感じているか聞きたい。」ともお考えになられました。

大切な話がしたくても診察時間が短くて十分に話せない。患者も医師が忙しそうと感じると言いたいことが言えない。

医師と患者の関係は実際はなかなか平等とはいかず、権威勾配が大きく、言いたいことを言えない。

そもそも一人の力で、病院にくる患者を待つだけでは、地域に住む人々に情報を届けることも、助けを求めている人を見つけることもできない。

そこで、「病院の中で活動しているだけでは住民の健康は守れない。白衣(権威)を脱いで病院から出ていかなければならない!(アウトリーチ)」とお考えになった平野先生は、上村ひさみさんと”シビック・カフェ谷山”を始められました。

シビック・カフェ谷山とは

シビック・カフェ谷山は、さまざまな背景をもった人が集い、お互いの活動や興味のある話題についておしゃべるする場。

月に1回、モスバーガー卸本町店や妙行寺門徒会館にて開催中です。

「自分が地域に出ていけば役に立つだろうと思っていたけれど、すでに健康や生活に関わる活動をしている方がたくさんいて、できたつながりからもらうことも多い。」と平野先生。この場で、以前から地域づくりに取り組まれていらした妙行寺の井上ご住職や、さまざまな方100名以上に出会われました。

かくいう私と平野先生の出会いは父の病室でしたが、私自身、シビック・カフェ谷山で様々な年齢や職種の方と出会うことができました。

真面目な話からどうでもいい話まで語り合えるフラットなふらっと寄れる場が地域にあることは、心強く感じています。

縁起でもない話をしよう会の始まり

医師は患者の死後に関わる機会が少なく、宗教者は患者の生前に関わる機会が少ない。

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そんな中で、白衣を脱いだ医師と法衣を脱いだ(上の写真では脱いでませんがw)僧侶が出会って、”縁起でもない話をしよう会”が始まりました。

これまでの”縁起でもない話をしよう会”

妙行寺(鹿児島市和田1-4-1)で開催された縁起でもない話をしよう会の模様を書いたブログです。

→第1回「死を目前にゆらぐ心」
→第2回「最期をどこで生きるか」
→第3回「延命措置、5つの選択肢」
→第4回「私の半生と反省」
→第5回「明日死んでも大丈夫?もしもに備える相続の話」
→第6回「がんについてどっぷりと」

”縁起でもない話をしよう会”では、話題提供者の話を聞いた後は、参加者同士で語り合います。語り合う中で、他者の経験や価値観に触れることで、自分の考えや価値観がわかります。

私は自分を理解するだけでなく、多様な価値観をもった他者と向き合うときの姿勢・態度も学べる場であるとも感じています。

”縁起でもない話をしよう会”の地域での役割

俗にいう(←含みあり)”縁起でもない話”ができる地域になり、地域のさまざまな方がつながることで、地域づくりや安心や安全を提供する仕組みづくりにつながります。 

そして、人に優しい地域に。

第1回の話題提供者、平野慎一郎さんのあたたかい視線とことばは、未来に向かって私たち一人ひとりがどうすればよいか考えるきっかけをくださいました。

~つづく~

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